SANSUI CD Player CD-α617DR Report

2003年11月24日 ハードオフにて、まだ未チェックで展示前のサンスイ製CDプレーヤー「CD-α617DR(以下α617DR)」を入手した。 「まだチェックしてないので、動作状況で値付けは変わりますけど、現状でよければ500円」ということで商談成立、早速持ち帰る。 前日、"動作します"ということで買ったソニーのジャンクCDプレーヤーが、確かに音楽再生は可能なものの、蛍光管表示が時々消えるという久々のハズレを引いたため、そのリベンジでもあった。 尤も、このα617DRとて動くかどうか分からないし、サンスイのCDプレーヤーは初めてなので、直せるかどうか自信もない。 このα617DR、型番から察するに中級機、中でも激戦区だった79800円クラスと思われる。(<注:69800円だったそうです) それだけにコストパフォーマンスはよいはずで、ジャンク再生マシンとして結構期待できそうだ。 立派な外観にほとんど傷がなく、修理不能でも最悪パソコンケースとして使えば面白そうだし(ぉぃぉぃ)。 で、結果は予想外の大当たり機で、修理不要、書斎で常用することにした。 MASH DACを除けば、古典的なパーツ(特にオーディオ用ケミコン)の物量投入路線モデルだが、バブル時代ならではの"力技"でポイントを稼いだモデルではなかろうか。 ![]() 外観。かなり大型で、それなりの重量がある。 一見するとレーザーカラオケディスクプレーヤーと錯覚しそうなデザイン。(爆) ![]() トレーはスリムで、動作も速い。 これまでソニーのCDプレーヤーを好んで使っていたのは、総じて動作が機敏だったからだが、この機種も快適なレスポンス。 トレーがスッと出てきてスッと引っ込む。再生への移行も早い。 ![]() リモコンがないので、ダイレクト選曲できるテンキーがありがたい。 ![]() 音質劣化の少ないデジタル式アッテネーターを採用、1dBステップでライン出力とヘッドフォン出力の音量調整ができる。 欠点は最小が-26dBなので、ヘッドフォン出力の音がまだかなり大きいことか。 電源をOFFにしても、リモコン待機状態のためか完全に電源OFFにならずSTANDBYになる。(ちょっと無駄) ![]() フロントに燦然と輝くMASHロゴ。 それにしても「1ビットダブルマルチステージノイズシェーピングバランステクノロジーシステムCDプレーヤー」と長々しいネーミングは一体・・・・。(^^; ![]() 背面にはアナログOUTと光OUT、サンスイ製コンポとのシンクロ用(?)SYNC端子がある。至ってシンプル。 ![]() 機種銘板です。 ![]() ・・・・だそうです。(笑) ![]() 以下、内部写真。 電源トランスは1つで、基板の素材はガラエポではないが、電源回路をセクション毎に構成し、その個々のセクション毎に搭載している電源用コンデンサはオーディオ用がてんこ盛り。 緑のMUSE、茶色のSILMICをこれだけ投入できたのも、バブルのなせる技? (これはサーボ基板?<失念) ![]() こちらはオーディオ基板。 ![]() SILMICがいっぱい。 思わずいくらかかっているか計算してしまう。(<小市民) ![]() 制振目的か、パーツに細工をしてある。 中級機とは思えない手間のかけ方。 ![]() ここまで手間をかけて、どれぐらい効果があるんでしょうね。(^-^; ![]() 松下製MASH D/Aコンバーターチップ(MN6474M)。 普通1個で2チャンネルなのだが、さわざわデュアルで搭載して差動構成となっている。 ![]() メカはソニー製ですよね、これ? 駆動はリニアモーターで、動作レスポンスが良好です。 ドライブの固定ネジは銅製。 ![]() 電源・デジタル基板とドライブユニットにはわざわざ壁を作り、更に振動防止のためにダンプしてある。 これぐらいになると自動化は無理なので、わざわざ手作業で生産していたのだろう。 ![]() 天板には銅板が貼ってある。 一部分だけで効果がどれぐらいあるのか不明だが、ダンプ効果はあるようで、天板を叩いても響かない。 どうせ見えない部分だけど、黒の塗装が結構適当だったりする。 ![]() インシュレーター。 材質は普通のプラスチック。 無いよりマシといったレベルか。 2003/12/06 サンスイにリモコンの見積りを取ったところ、リモコン・送料・税で何と7000円を超える金額が。( ̄□ ̄;)!! 本体を500円で入手して、リモコンに7000円はないだろう・・・ということで、Yahoo!オークションでサンスイ製のリモコンだけ未使用新品のジャンクCDプレーヤーを2300円で落札、無事リモコンを入手しました。 リモコンはメーカーでコードが規定されているので、代用品で間に合わせることができてありがたい。 ちなみにこのジャンクCDプレーヤー、音飛びやノイズが出るものの、見た目は傷一つない美品で、リモコン買ったらオマケにCDプレーヤーが付いてきたようなものです。 これも後日修理して遊ぼう。(ちなみに機種はCD-α7というミニコンポ用CDプレーヤー) 2003/12/07 オーディオ懐古録さんから商品仕様を教えていただきました。 ----------------------------------------- CD-α617DRは1991年頃の製品で、SANSUIのCDデッキの中級機として、CD-α717DR(\108,000)の弟機として出ていました。 主な特徴 ・1ビットDAC ICを2個使用してディファレンシャルモードで動作 ・センターメカニズム ・スプリングとオイルダンパーによるトレイメカ部分のフローティング機構 ・各部独立のマルチ電源 ・バランスサーボ回路 主な仕様 CD-α617DR \69,800 ・再生周波数:DC〜20kHz ±0.3dB ・ダイナミックレンジ:98dB ・SN比:105dB ・出力:アナログ、デジタル、各1 ・大きさ・重量:430(W)×124(H)×391(D)mm 、9.0kg ----------------------------------------- 69800円クラスでこの物量投入タイプのオーディオ機器は、今じゃ採算が合わなくて誰も発売しないでしょうね。 -- The End -- |